- 営業マンとして結果を出したい。
- かっこいい見た目を手に入れたい。
- そのためにはどんな目標設定をしたらいいのだろう?
そんなあなたへ計画倒れしにくい、目標設定の方法について解説します。
営業マンとして結果を出したいし、かっこいい見た目になりたい。
そう思っているあなた。
残念ながらこの目標が叶う可能性はかなり低いです。
なぜならこの目標は達成の過程や有無が分かりにくいすぎます。
ぜひそんな時に意識してほしいオススメの目標の立て方があります。
それは「SMARTの原則」に沿った目標設定をすることです。
この記事では計画倒れしにくい目標設定に興味のあるあなたへ、「SMARTの原則」とは何かと、実際に営業マンがたてるべき目標設定について解説します。
記事前半では「SMARTの原則」とは一体どんなものなのか。
後半では実際に目標設定をするとしたらどんなものになるのかを解説します。
いい目標を立てて、計画倒れせずに見た目磨きや営業活動で結果を出していきましょう!
仕組みで準備して、挫折を減らそう!
そもそも「SMARTの原則」って何?
目標設定時に大事な「スマートの原則」って、そもそもどんなものなの?
まずは「SMART」について解説します。
SMARTとは、以下の英単語の頭文字を表しています。
- Specific :具体的である
- Measurable :計測できる
- Agreed upon :同意している
- Realistic :現実的である
- Timely :期日が明確である
上記の5つ全てを兼ね揃えた目標・計画こそが達成しやすい目標と言われています。
このSMARTの原則は、1981年にジョージ・T・ドラン氏の目標設定の基準に関する論文の中で初めて発表されたものになります。
40年も前に発表されたこともあり、現在多くの派生系の原則が生まれているため、SMARTの原則は時代遅れと言われることもあります。
ただ、この原則を守ることで多くの成功者が結果を出しているのも事実。
ぜひ詳細を知り、取り入れてしたいものです。
では「SMARTの原則」について1つずつ解説していきます。
「SMART」の原則 Specific:具体的である
「SMART」の原則、Sは「具体的である」という意味のSpecific(スペシフィック)です。
結論、目標設定をする際は「具体的な」目標を立てましょう。
目標を問われた時に、次のような回答をしてしまうことが多いと思います。
- 今よりも年収を上げたい。
- 優秀な営業マンになりたい。
- 営業活動や転職活動に有利な資格を取りたい。
ただ上記のような目標は具体的ではない悪い目標です。
目標が抽象的だと何を取り組んでいいのかあやふやになってしまいます。
だからこそ、目標を立てる際には「具体的な」ものを決めましょう。
具体的な目標を決めるときにオススメなのが固有名詞です。
例えるなら次のようなものです。
- 〇〇株式会社の営業職で係長になる。(※〇〇には今あなたの勤めている会社名)
- 営業成績で結果を出し、新人賞を手に入れる。
- 簿記3級に合格し、会社の数字の理解度を高める。
これだけでも何をするべきなのかが見えてきます。
今、自分がどこを目指して走っているのか具体的なゴールを決めましょう。
「SMART」の原則 Measurable:計測できる
SMARTの原則、Mは「計測できる」という意味のMeasurable(メジャラブル)です。
結論、長さを測る時に使うメジャーのように、あなたの目標も数値を入れて測れるようにしましょう。
先ほど紹介した「Specific:具体的である」と掛け合わせることでより目的地がより身近なものになります。
計測できるようにするためには数字が大事になってきます。
例えば「今よりも年収を上げたい。」という目標の場合、今よりもいくら上げたいのでしょうか。
1万円なのか。
5万円なのか。
10万円、100万円、1,000万円…。
1年後年収を上げるとして、1万円の戦い方と、1,000万円の戦い方は全く変わってきます。
目標設定の際に計測できるようにした場合、次のようなものです。
- 転職や副業などを掛け合わせて3年後に年収1000万円を達成する。
- 営業成績で月2,000万円の売り上げを出し、新人賞を手に入れる。
- 月に新規訪問を10件以上行い、新規顧客を3名以上増やす。
年収1000万円、月に10件以上の新規訪問のような目標にする数値を入れることで指標ができます。
現状と理想の差が見えるようになると、達成するためにどう取り組んでいけば良いかもわかりやすくなります。
ぜひ目標は数値を盛り込み計測できるようにしておきましょう。
「SMART」の原則 Agreed upon:同意している
SMARTの原則、Aは「同意している」という意味のAgreed upon(アグリードアポン)です。
結論、実際に本当にやりたいかをはっきりさせましょう。
ここではなぜ立てた目標を本当にやりたいのかが問われてきます。
あなたは小学校の頃、夏休みの宿題に対して完璧なスケジュールを決めたことはないでしょうか。
私も学校や夏休み初日にもらったカレンダーに1日あたり取り組んだら良いページ数を逆算してほくほく顔になった覚えがあります。
「このスケジュールならお盆までには終わるぞ!」「毎日1時間できれば終わるぞ!」そう思ったのも束の間、結局気がついたら8/31になっていて、泣きながら宿題を片付けたのは良い思い出です。
計画立てたことに満足してやらなくなっちゃうんだよね(苦笑い)
なぜこういった事故は起きてしまうのでしょうか。
目標達成ができない大きな理由として目標に対してあなたが「同意していない」ことが挙げられます。
目標を立てたところで本当にそのスケジュールに同意しているのでしょうか。
小学生時代、やりたいことや楽しいことはいっぱいあります。
海で泳いだり、友達の家でゲームしたり、家族旅行へ行ったり…、学校の宿題は優先度が低くなりがちです。
どれだけ魅力的なスケジュールを立てたところであなた自身がやりたい、実現したいと思わないと始まりません。
ご高齢の方が喜びそうなバスツアーの案内をもらっても、若手営業マンのあなたなら心の底から「行きたい!!」とはならないでしょう。
同じように具体的かつ、計測可能の目標を立てたとしてもあなたが心の底から「やりたい!!」と思わない限り実現はありません。
なぜやるのかはあなたの行動に大きな影響を与えます。
ぜひ「なぜこれをやりたいのか?」を繰り返しながら、自分の立てた目標に対して、本当に自分自身が同意しているか確認し、「ここ以外にありえないよ」と思えるくらいの目的地を明確に設定しましょう。
「SMART」の原則 Realistic:現実的である
SMARTの原則、Rは「現実的である」という意味のRealistic(リアリスティック)です。
結論、実現がギリ可能な目標な目標を立てましょう。
もし私が「明日、月に行ってバク転をしたい」といったらどうでしょうか。
無理ではないかもしれませんが現実的ではありませんよね。
ここでは現実的で実現しやすい目標を立てていきましょう。
実現しやすい目標は最初の一歩目を踏み出しやすいです。
逆に実現が難しい目標は挫折しやすいです。
目標には三パターンあります。
一つは高い確率で達成できる目標。
次にちょっと無理をすれば達成できる目標。
最後に他人からは夢物語に見えるほど壮大な目標の三つです。
簡単に達成できる目標は経験値や成功体験を手に入れやすい項目です。
小さな目標が多く達成できていくと失敗しそうな目標や課題にも挑戦できていきます。
そして気がついた時には夢物語に見えるほどの目標を達成するほどの土台ができていることでしょう。
オススメは夢物語に見えるほど壮大な目標を最後のハードルとして一つ。
ちょっと無理したら達成できる目標をそのハードルの前に三個から五個。
高い確率で達成できる目標をスタート近くに多めに作ることです。
図でイメージですると右肩あがりの棒グラフのような感じですね。
夢物語に見えるほど壮大な目標はワクワクする夢になります。
ただ実現しにくい夢や目標は挫折しやすいのも事実。
ドラクエで言えばラスボスのようなものです。
ミルドラースやラプソーンのような巨大な敵は最初から倒せるようなものではないですよね。
倒しにくい分、いきなり挑戦しても変化がなくハードモードになりがちです。
例えば体重100kgの人が、1年後に60kgになると決めても1ヶ月も経たないうちに挫折してしまいます。
その時にオススメなのが高い確率で達成できる目標です。
ダイエットの場合、体重をいきなり40kg落とすは難しくても、
- 夕食のご飯を1/2にする。
- 食事をする際は最初にサラダから食べる。
- 1日1回は階段を上り下りする。
こういった小さな目標を1つづつ取り組んでいき、20個から30個達成すると自己肯定感が爆増します。
ドラクエで例えると草むらでのレベル上げです。
コツコツと取り組み、時には中ボスのような挑戦をしながら取り組むことで気がついた時には夢物語に見えるほどの目標が達成できそうな場所に到着していることでしょう。
まずはレベルが上げられる実現可能な目標を設定していきましょう。
「SMART」の原則 Timely:期日が明確である
SMARTの原則、Tは「期日を決める」という意味のTimely(タイムリー)です。
結論、目標を立てるときは期限を決めましょう。
なぜ期日や期限が必要なのでしょうか。
それは期限が決まっていないと人は動かないからです。
夏休みの終わりやテスト前になって初めて危機感が生まれます。
どれだけ具体的かつ、数値化できており、やりたいと思っていて現実的な目標だったとしても、永遠に続く中では継続することが難しくなります。
例えばダイエット。
ダイエットこそ期日を決めていないとしたら痩せる理由がないですよね。
たとえ会社の健康診断で肥満気味と言われたとしても、「ラーメンとか食べすぎたかな」「まあこんなものだろう」となり、これではダイエットしようとなりにくいですよね。
でもここでもし医者から「あなたはメタボリックシンドロームでダイエットをしないと寿命1年です」と言われてしまったらどうでしょうか。
命の期限が決まった瞬間、きっとあなたは運動を始めるはずです。
他にも家の掃除の場合、普段であれば部屋の掃除をサボっても特に問題はないですよね。
気がついたら脱ぎ捨てた服やコンビニ弁当のゴミが散らかっているかもしれませんね。
ただ1時間後に恋人が家に遊びにくるとなったらどうでしょうか。
とにかく急いで物を片付けて、少しでもキレイにする努力をすると思います。
このように期日が決まると目標に向けた行動力が手に入ります。
ぜひ目標に向けて行動するときは期限を決めましょう。
ただ注意点が1つあります。それは期日を遠く設定しすぎないことです。
20年後、50歳になった時に資産5,000万円を突破しようと決めた場合、「Realistic:現実的である」で紹介した壮大な目標になり、現実性が薄れてしまいます。
最終的なゴールとしてはいいかもしれませんが、遠すぎる目標だけでは実感が湧きません。
まずは3ヶ月後、約100日の間に達成したいことを出してみましょう。
期限を決め、逆算し、やることを決めたら周囲に宣言してしまえば実行から逃げにくくなります。
一時期Twitterで流行った100日後に死ぬワニのように、100日後〇〇になるあなたをやっていくのがおすすめです。
期限のない目標はただの文字です。
締切をきめ、今興味のあることに全力で取り組んでいきましょう。
実際に「SMARTの原則」に沿った目標設定をするとしたら?
ここからは実際に「SMARTの原則」に沿って目標設定をするとしたらどのようになるのか考えてみましょう。
まず営業職としてよくある「営業マンとして結果を出したい」では次のようになります。
営業マンとして結果を出したい
株式会社◯◯の営業マンとして12月までに、月2,000万円の売り上げを達成し、新人賞を手に入れる。
(1月時点で月1,500万円くらいの売り上げを達成しており、月2,000万は達成可能なラインである場合)
また見た目磨きとしてよくある「かっこいい見た目を手に入れたい」では次のようになります。
かっこいい見た目を手に入れたい
6月末までに体重を59kg以下にして、〇〇(友人や恋人の名前)と一緒に水着を着て海に行く
(1月時点で体重が65kg前後、シュッとした体型をかっこいいと思っている場合)
このように「SMARTの原則」である下記5つを盛り込んだ目標にするとかなり目標が具体的になっていきます。
- Specific :具体的である
- Measurable :計測できる
- Agreed upon :同意している
- Realistic :現実的である
- Timely :期日が明確である
ゴールがぼんやり「東京」としか言われていない状態と、「東京タワー」に向かうようにと言われた状態では行動力は変わります。
ぜひあなたのやりたいことも「SMARTの原則」をもとに考えていきましょう!
まとめ:営業活動も見た目磨きも計画倒れしにくい、目標設定をしよう!
今回は計画倒れしにくい目標設定に興味のあるあなたへ、「SMARTの原則」とは何かと、実際に営業マンがたてるべき目標設定について解説しました。
SMARTとは、以下の英単語の頭文字を表しています。
- Specific :具体的である
- Measurable :計測できる
- Agreed upon :同意している
- Realistic :現実的である
- Timely :期日が明確である
上記の5つ全てを兼ね揃えた目標・計画こそが達成しやすい目標と言われています。
営業マンは目標設定をしますし、見た目磨きもどうなりたいかが大事です。
ぜひ「SMARTの原則」を含めた目標設定をしていきましょう!
以上!
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