- そもそも見た目って大事なの?
- 見た目より中身の方が大事ではないのか?
- 営業マンとして勝てる見た目ってなんだろう?
今回はそんな悩みを持つあなたに向けて営業マンが知っておきたい見た目の話をまとめました。
人は見た目ではなく中身が大事だ!
こんな声を学生時代や社会人の時に聞いたことがあるのではないでしょうか。
こういう発言してた大学時代の友人イケてなかったよな…。
ただ、営業マンは「見た目より中身!」とは言ってられません。
実は見た目をサボると一気に営業活動がハードモードになります。
見た目が与える影響力はお客様や上司・部下だけでなく、自分自身にも力がはたらき、大きな武器にも欠点にもなります。
そこでこの記事では「見た目の大切さ」と「見た目の影響力」について順序立てて解説していきます!
見た目の影響力を知ることで、お客様や社内の人と関わる際の印象を演出し、理想とする結果を手に入れるチャンスを増やすことができます。
私自身も見た目の大事さを知ることで、日々の営業活動時に必要な見た目を理解することができました。
記事前半では営業マンが見た目が必要な理由を、
後半では知っておきたい見た目の心理学を解説するので、じっくり読み込んでください!
なぜ営業マンは見た目が大事か【結論:お客さんの信頼を得るため】
なぜ営業マンは見た目が大事なのか…。
結論、お客さんから信頼してもらいやすくなるからです。
自身の持つ商品やサービスが売れる状態になる。
この状態を考えたとき、お客様から「この人はプロだ」と思ってもらうことが大事になります。
あなたは成功するでしょう…。
この人が言うなら間違いない!
初めて会った人がお互いに感じる第一印象。
ここが好印象であればスタートダッシュが切れます。
逆に悪印象であれば、どれだけいい商品でも「あなたからは買いたくない」となってしまいます。
例えば恋愛でもそうで、この人いいかもと思ってもらわないことには付き合う段階まで進むことができません。
この第一印象を彩る大きな武器としてその人の「見た目」があります。
清潔感がある。見た目の印象がいい。こういった外見の良い人は才能、親切心、誠実さ、知性といった望ましい特徴を持っているのではと自動的に考えてしまいます。
- 見た目が良ければ営業活動がイージーモードに。
- 見た目が良くないと営業活動はハードモードに。
ぜひ営業マンであれば見た目の力を手に入れましょう
あなたの見た目はスーパーで並ぶ商品ラベルと一緒
ビジネス時の見た目はスーパーで並ぶ商品のラベルと同じようなものです。
スーパーに並んでいて試食できない商品のとき、似た商品が並んでいたらパッケージをもとに選ぶことでしょう。
その時に選ぶ基準としては、商品名やパッケージ、謳い文句や価格になります。
お茶が欲しい人はお茶という商品名の中から、
- 「おーいお茶」が欲しい人は「おーいお茶」のパッケージから。
- 宇治抹茶のお茶が飲みたい人は「宇治抹茶入り」と謳われているものから。
- とにかく安いものが欲しい人は値札から。
必要な情報を見て判断します。
ビジネスファッションも一緒で、お客さんが求めるパッケージ(見た目)や謳い文句(ジャンル)がわかる見た目だと、この人から話が聞きたいと手にとってもらいやすくなります。
逆に無個性の見た目であれば、判断の材料がなく価格で比較されてしまう営業マンになってしまいます。「自分は何者であるか」を表す見た目を手に入れて営業活動を楽にしていきましょう。
営業マンが知っておきたい「見た目」の話
見た目の力をうまく使いたい時に活用できるのが、「心理学」という学問です。
この心理学の力を手に入れることで、
- 自分はどんな人なのか。
- 相手はどんな人なのか。
見た目を演出することで、与えたいイメージを伝えることができますし、
相手の見た目からどんな人なのかを知ることができます。
そこでここからは営業マンが知っておきたい「見た目」の心理学を5つ紹介します。
- メラビアンの法則
- ハロー効果
- 役割効果
- 色彩心理学
- 清潔感
見た目の心理学を武器にして、結果を手に入れましょう!
「メラビアンの法則」を知り、印象を与えるポイントを知ろう
あなたは「人は見た目が9割」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは2005年に竹内一郎さんが著者で出版された本で、2022年現在190万部売れているロングセラーの本です。
この見た目が9割というのはどういうことなのでしょうか。
これは心理学で有名な『メラビアンの法則』のことを指してます。
メラビアンの法則とは、南カルフォルニア大学の心理学者、メラビアン教授にて発表された、人の印象を決定づける心理法則です。
- 言語情報(言葉、話の中身)
- 聴覚情報(声の調子や話し方)
- 知覚情報(服装やボディランゲージ)
この3つの情報が矛盾しているとき、どの情報が優先して受け取られるかを研究したものになります。
結果は以下の通りになりました。
- 知覚情報(服装やボディ・ランゲージ)=55%
- 聴覚情報(声の調子、話し方)=38%
- 言語情報(言葉、話の中身)=7%
この結果から、話の内容が矛盾しているよりも、見た目や話し方が矛盾している状態の方が印象に残ってしまいます。
例えるなら「カラスは白色だ」という発言よりも、弁護士いう肩書きにもかかわらずホームレスのような見た目だと、見た目の矛盾の方に引っ掛かってしまうようなものです。
営業マンとして商品の良さを語る前に、営業マンらしい見た目を手に入れましょう。
「ハロー効果」を身につけ、第一印象から好印象を与えよう
あなたは「ハロー効果」というのを聞いたことがあるでしょうか?
この「ハロー」は挨拶のHelloではなく、「後光」や「光輪」を意味する「ハロー(halo)」になります。
ハロー効果とは「1つの特徴に引っ張られて対象を歪めて見る」人間心理を指します。
簡単に言えは、
「この人は有名大学出身だから、なんか凄そう」
「この人は不潔だから、なんか冴えない人っぽいな」
というように1つの事柄から、なんとなくで全体を考えてしまう状態です。
有名大学出身でもピンからキリがいるでしょうし、不潔だからといってすごい才能を持っているかもしれません。
ただこのようにハロー効果によって色眼鏡をつけたような評価が生まれてしまいます。
営業マンであればお客様に合う際に、好印象を与えたいところです。
このときにハロー効果を良い方向に活用していきましょう。
見た目はあなたの旗であり、理念になります。
お客さんに持ってもらいたい印象を演出し、
「この人信用できそう」という見た目を作っていきましょう。
「役割効果」を活用して、あなたのモチベーションを高めよう
あなたは「役割効果」というのを聞いたことがあるでしょうか。
役割効果とは、特定の役割や立場にある人が、どのような行動を取るべきか自ら理解し、その役割や立場にふさわしい振る舞いをすることを指します。
もしあなたが「リーダー」という役割を与えられたのであれば、リーダーらしい振る舞いとして会議の司会進行をしたり、チームをまとめる行動を行うのではないでしょうか。
「役割」には人を動かす大きな力があります。
そしてその「役割効果」と同じ効果がコスチュームにあります。
例えは「白衣」。とある心療内科で実際に行われた事例です。
勉強の成績が上がらない医学生に対してとある処置が行われました。
その処置というのが医学生に「白衣を着せて勉強をさせる」というものです。
白衣を着た医学生は、自身の白衣姿によって夢を強く意識することになり、
勉強に取り組む姿勢が大きく改善され、結果成績が上がりました。
このようになりたい姿の服装を着ることで、取りたい行動やふさわしい振る舞いを行うことができます。
服の持つ「役割効果」を活用し、あなたのモチベーションを高めていきましょう。
「色彩心理学」の力を活かすと、相手も自分も心動く
あなたは「色彩心理学」というのを聞いたことがあるでしょうか。
これは名前の通り、色が持つ力についてまとめられたものになります。
わかりやすい例として戦隊ヒーローモノが挙げられます。
あなたの幼少期にやっていた戦隊ヒーローものはなんだったでしょうか?
思い返してみると、1年ごとに新しいヒーローは出てくるけど、
なぜかレッドは情熱的でリーダーっぽいし、ブルーは冷静でサブリーダーぽい。
イエローは明るく活発的で、ピンクは優しく、可愛らしいイメージ。
グリーンは保守的で、穏やかなイメージがないでしょうか。
このように色には身につける人の印象に影響を与えます。
そしてこの色は身につけたあなた自身のココロにも作用します。
あなたも明るい衣装を着た際はなんだか明るい気持ちになったり、
寒色系の服を身に纏った時は心なしか冷静、クールな気持ちになったことがあるのではないでしょうか。
このように色には相手だけでなくあなた自身を動かす力があり、色をうまく活用すれば、なりたい自分に近づくことができます。
色が持つ影響力を知り、自身のイメージにあった色を見つけ、手に入れましょう。
「清潔感」を持った状態が、お客さんの好印象を生む
突然ですがあなたは清潔感に自信はありますでしょうか。
多少見た目が不潔で、口臭、体臭があっても大丈夫でしょ?と思っているあなた。
それは大きな間違いです。
なぜなら「清潔感」はお客様の第一印象に大きく影響し、対面から商談の場、商談の場から信頼につながる切符のようなものだからです。
清潔感のない不潔な姿では対面で終わり、次につながることはほとんどありません。
初めましての状態から、商談開始につながり、商談開始から契約締結まで行くためには最初の印象が大切です。
清潔感は営業活動の一丁目一番地です。大事にしましょう。
まとめ:営業マンとして見た目を丁寧に演出しよう
今回は営業マンが知っておきたい見た目をテーマに、見た目がなぜ必要なのか、営業マンが知っておきたい見た目に関する心理学について解説していきました。
営業マンにとって見た目を良くすることで生まれる効果として、「お客さんから信頼してもらいやすくなる」というものがあります。
信頼を得ることで商談や契約といった結果につながるパートに進むことができます。
逆に信頼を得ることができないとそのパートに進むことすらできず、人生ハードモードになってしまいます。
この要因として、下記5つの心理学を紹介しました。
- メラビアンの法則
- ハロー効果
- 役割効果
- 色彩心理学
- 清潔感
この効果を味方にした見た目を手に入れ、
営業活動で結果を出していきましょう。
営業マンの見た目を磨く場合、考え方、顔周り、身体周りの順に進めていくのがオススメです。
ロードマップがありますので、こちらの手順で考えていきましょう。
営業マンとして勝てる見た目を手に入れて、自身の営業活動をイージーモードにしていきましょう!
以上!
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